こんにちは!モコです。
今回は、高校数学Bの『数列』の範囲で学ぶ『等差数列と等比数列』について解説していきます!
そもそも数列って何!? 授業で習ったけど全くわからなかった・・・
そんな方に向けて細かく丁寧に解説します🔥
そもそも数列って何!?
高校数学Bにおける数列とは、ある規則性(一定のリズム)によって並べられた数が列になっていることを指します!
例えば『1,3,5,7』という数列には、隣り合う数字と『+2』という規則性があります。
1と3の差は『+2』で、3と5の差も『+2』、5と7の差も『+2』です。
隣り合う数字と+2という一定のリズムで並んでいると言えそうですよね。
こんな感じで、ある規則やリズムによって並べられた数字の列を数列と言います!
数列って規則性があるんだな~くらいで大丈夫!
また、数列において一番目の数字を『初項(しょこう)』といい、2番目の数字を第2項、3番目の数字を第3項、n番目の数字を第n項、最後の数字を『末項(まっこう)』といいます。
今回は初項⇒1,第二項⇒3,第三項⇒5、末項⇒7となります。
ところで、数学の世界において各数を『項』というので覚えといてください!
等差数列と等比数列とは?
数列には、等差数列、等比数列、階差数列、群数列などいくつか種類があります。違いは規則性です!今回はその中でも『等差数列』と『等比数列』について紹介しますね。
●等差数列→隣り合う数字との「差」が常に等しい数列のこと。またこの差を公差という。
(例1) 2,5,8 →隣り合う数字との差が『+3』という規則性をもつ。公差は3。
(例2) 6,4,2 →隣り合う数字との差が『-2』という規則性をもつ。公差は-2。
●等比数列→隣り合う数字との「比」が常に等しい数列のこと。またこの比を公比という。
(例1) 3,9,27 →隣り合う数字との比が『×3』という規則性をもつ。公比は3。
(例2) -8,-4,-2 →隣り合う数字との比が『÷2』という規則性をもつ。公比-2。
練習問題
.以下の①~③の数列が、等差数列と等比数列のどちらなのか答えよ。
またその際に、等差数列なら公差を、等比数列なら公比を答えよ。
①1,9,17,25・・・
②3,6,12,24・・・
③-4,8,-16,32・・・
見分け方は3段階だよ!
1.数列ってことは、何かしらの規則があるってことだよな~
2.隣り合う数字の関係がどうなっているか調べてみよう!
3.+とか-で表せる→等差数列
×とか÷で表せる→等比数列
①公差が8の等差数列
⇒1と9の関係は+8で、9と17の関係も+8だから等差数列と言えます。公差は8です。
②等比が2の等比数列
⇒3と6の関係は×2で、6と12の関係も×2だから等比数列と言えます。公比は2です。
③等比が-2の等比数列
⇒-4と8の関係は×(-2)で、8と-16の関係も×(-2)だから等比数列と言えます。公比は-2です。
まとめ
等差数列→隣り合う数字との「差」が常に等しい数列のこと。
等比数列→隣り合う数字との「比」が常に等しい数列のこと。
今回の内容はこれでおしまいです。お疲れさまでした😊